降圧薬のはたらき

メインテートはどんな病気に効くのか?

メインテートは、β遮断薬・ベータブロッカーという系統の薬です。
主成分はビソプロロール フマル酸塩です。
ビソプロロール フマル酸塩には、交感神経の興奮を心臓に伝える役割を持つβ受容体を遮断することで心臓が過剰な働きをするのを抑える効果があるのです。

メインテートは昔から、ヨーロッパを中心に心不全の薬として使われていました。
日本ではずっと適応外だったのですが、2011年に公知申請ということで慢性心不全に使われるようになっています。

その他にも、高血圧症や狭心症・心室性期外収縮・不整脈や頻脈性心房細動といった病気にもβ遮断薬としての効果は用いられています。

メインテートは水溶性です。吸収代謝が遅く、そのほとんどは腎臓から直接排泄されます。
脳内に入りにくいという特徴もあり、気分の変調など中枢性の副作用は少ないと言われています。
とはいえ副作用がないわけではありません。

飲み始めは身体のだるさやめまいを感じることもあります。軽度ならよいですがひどいなら医師に相談した方がよいでしょう。
喘息を持っている場合、喘息発作が更に誘発されてしまう危険性もあります。
脈が1分間に50以下と除脈になったり、息苦しさや胸苦しさを感じることもあります。
慢性心不全が治るどころか逆に症状が悪化することもあります。飲み始めや増量時に異変を感じたら医師に相談しましょう。
めったにないとはいえ、心不全や動悸・むくみ・失神・息切れなど重い副作用が起こる場合もあります。

妊娠中や授乳中の方は服用することができません。
その他にも使用している薬がある場合、併用することで作用を強くしたり弱くしたりする可能性もあるため注意してください。
効果の高い薬ですが、その分副作用の危険性も高いため、医師の指導の元で慎重に服用を続けましょう。
たとえ表面的には問題なくとも、心電図検査や血液検査は定期的に受けるようにしてください。

メインテートには、内因性の交感神経刺激作用がありません。そのため心臓への無用な刺激はありません。
心拍をおさえて心臓を休ませてやり、血圧も下げることで心臓の負担を軽くして楽にしてやりましょう。
服用を続けることで予後の改善につながり長生きすることができるでしょう。

ただ、何らかの異変を感じたらそのまま服用を続けるのではなく、必ず医師に相談するようにしましょう。
勝手に自己判断で薬の服用量を増やしたり減らしたりといった行為も、とても危険なことです。