降圧薬のはたらき

小児の風邪の治療に降圧剤を使う際の注意

風邪を引いた際には大人の場合には血圧が上がることが多く、その為に咳が止まらなくなったりすることもあり、この治療の為に降圧剤を使用することも少なくありません。大人の場合には血圧が高くなると異なる病気への影響が有り、特に高血圧症の人などはこれが原因で心不全や心筋梗塞、脳梗塞などを起こす危険もあるためその治療を行うことが主になることも有るからです。
しかし、小児の場合にはその対応が異なります。小児の場合には比較的血圧が上がるということは少なく、また血圧が高くなったとしてもあまり喫緊の危険性は大人に比べれば少ないものです。逆に小児に降圧剤を使用した場合には血圧が下がりすぎ低血圧症になる恐れの方が高くなるため、あまり使用することは避けるべきものです。
一般的に風邪で小児に降圧剤を使用する場合には肺炎を併発する危険がある場合に呼吸量を調整したい場合や、血圧が異常に上昇して重篤な危険がある場合に限られ、しかもその使用量も非常に厳しく制限されているので注意して使用することが大切です。またその場合には患者の容体を十分に注意深く監視し、少しでも異常が見られたらすぐに処置可能な状態を継続する必要があります。
また小児の風邪は一般的に熱が高くなることが多く、熱を下げるために解熱剤を利用することが多いものです。解熱剤の中には鎮静剤が含まれており、降圧作用を及ぼすことも有るので注意が必要です。小児の場合にはその体格が小さい上に内臓の消化吸収量も少ないので薬の効果も大人に比べ遅い場合が有るので効果がなかなか見られない場合もあります。その点も踏まえ小児の風邪の治療をする場合には降圧剤などの薬剤に頼りすぎずに注意深く様子を見ながら治療することが大切です。